たご "国宝 下 花道篇" 2025年7月18日

たご
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@clan_1967
2025年7月18日
国宝 下 花道篇
映画が「歌舞伎」を描いたものだとすれば、原作はもう少し広く「芸能」だろうか。役者も芸人も、およそ芸事というものは人に見てもらわないことには始まらない。とすると、自分の理想はどうであれ世間様と無関係ではいられない。世間は無情にも時代と共に変わりゆき、贔屓の役者にも変化を求める。喜久雄の最期の姿は、それでも彼が変わらずあろうとし続けたことへの、神さまからの祝福なのか、戒めなのか。
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