
あんとに
@antoni
2025年7月16日

リボルバー
原田マハ
読み終わった
史実にもとづくミステリー小説。
ゴッホの絵は好きだけど、彼のヒストリーを思い返すとちょっと鬱々として、重たいなとも感じてた。
でもこの本を読んでちょっと見方が変わったというか、彼にも充実した時間はあったし、周りにも愛されていた。そして彼自身も周りを思いやる一面があった。彼の人生を悲劇として捉えるのは違うかもしれないと思わされた。
ゴッホ視点で語られることが多いけど、ゴーギャンの真意や、なりより弟テオの想いを知りたくなった。テオの手記などがあれば読みたくなる。
アートの世界へ読者を引き込む、探究心をくすぐる名著。

