
松本真波
@_mm177177
2025年7月19日

絵のない絵本改版
アンデルセン,
ハンス・クリスチャン・アンデルセン,
Hans Christian Andersen,
矢崎源九郎
読み終わった
読書日記
@ 自宅
いいなあ。きっと翻訳者によって多少文章の雰囲気は変わるのであろうけど、アンデルセンの人間世界に対する温かな眼差しを感じる一冊だった。
月から世界を見下ろした時、人間の行いには儚く美しい一面もあれば、醜く愚かな一面もあるだろう。だがそれでも「世界」は美しいのである。そして今日まで続く生命の営みの中で、我々人間たちも一生懸命に生きている。その事実を、月を通じてアンデルセンは愛を持って語ってくれている。
一つ一つのお話を、もっと深く味わって読み返したいと思う。初見でさらっと流し読みしてしまったお話にも必ずアンデルセンの込めた思いがあるはずだから。
