いっちー "ソーンダーズ先生の小説教室 ..." 2025年7月19日

いっちー
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@icchii317
2025年7月19日
ソーンダーズ先生の小説教室 ロシア文学に学ぶ書くこと、読むこと、生きること
図書館の予約がようやく届いた。 これ、この本に載ってる小説(ロシアの短編小説)を先に読んでおかないといけないやつだったー。図書館で借りれるやつだけとりあえず借りよう。→この本の中に載っていた。新しく借りる必要はなかった。 それにしても、3ページ目で早速痺れる。 「若手作業がとの時期のロシアの短編小説を読むのは、若手作曲家がバッハを学ぶようなものだ。短編小職という形式の根本原理がみな揃っている。物部はシンプルだが琴線に触れてくる。そこで起こっていることから目が離せない。それらは異議を申し立て、敵意を煽り、憤慨させるために書かれた。そし遠回しにはー慰みを与えるために書かれてもいる。 ひとたび小説を読みはじめればー作品のほとんどの部分は静かで、内向きで、非政治的なのでーこうした意見は香めに映るかもしれない。しかし、これは抵抗の文学なのだー抑圧の強い文化において進歩的な改革派が書いたのだ。政治色を出せば追放、投獄、処刑につながりかねない時代に、絶え間ない後間の恐のもとで書かれたのだ。小説における抵抗は静かで、迂遠なもので、おそらくは史上もっとも過激な理念に由来するものだ。つまりは、あらゆる人間は注目に値し、宇宙のあらゆる善悪の起源は、たったひとりの、ごくごくつまらない人間とその心の動きを観察することでわかるかもしれないという。」(p10) その時代の小説家は、命懸けで書いていた。ロシア短編小説はおろかロシア人作家の誰も読んだことがないけど、俄然興味が出てきた。図書館にないやつも、買ってもいいかもしれない、
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