
読書記録
@records
2025年7月19日

読み始めた
読んでる
序章〜一章の途中まで読んだ。
労働というと私たちは賃労働を想像してしまうけど、まず賃労働という形態が特殊である、と書かれていてなるほどと思った。(そもそも貨幣がなかった時代もあるし、奴隷や農奴は賃労働していなかった。賃労働は、生活必需品の大部分が商品となることによってはじめて成立するようになった特殊な労働の仕方であるということ)
そこから、労働一般の性格についてマルクスがどう考えていたかが書かれている。
大前提として、人間は自然の一部である。(人間もほかの有機体と同じように、たえず自然とやりとりすることによってしか生きられない)
↓
人間は自然を摂取するだけでなく、自然に働きかけ、変形し利用する(衣服を作る、食料を栽培する、住居を作るなど)
↓
人間に固有な自然との物質代謝の意識的媒介=労働
と考える、らしい。
自然との物質代謝の媒介はほかの生物にも見られるが(動物が自然を利用して巣を作るなど)、ほかの生物の場合はそれが本能的に行われるもので、人間の場合は意識的であるという点で区別できると説明されている。
そのへんはちょっと腑に落ちないなあと思いつつ、面白そうだからノートにメモとりながらじっくり読みたい本だなと思った。


