読書日和 "四維街一号に暮らす五人" 2025年7月21日

読書日和
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2025年7月21日
四維街一号に暮らす五人
四維街一号に暮らす五人
三浦裕子,
楊双子
『台湾漫遊鉄道のふたり』著者、楊双子の最新作 台中市内中心部に現存する、日本統治時代の昭和13年(1938年)に建てられた「西区四維街日式招待所」を舞台に、古民家シェアハウスに住む5人の女性(4人の大学院生と、家主)たちが過ごす、1年間の物語。 彼女たちの賑やかな共同生活に、百年前の台湾料理レシピ『臺灣料理之栞』(明治45年、大正元年刊行って前提、100年前じゃないか、もっと前か)が突如として登場する。これをきっかけに、ある家族の苦い歴史と5人がそれぞれ抱えていた孤独・困難が少しずつ解きほぐされていく。 台湾漫遊鉄道よりも台湾のローカル料理がたくさん紹介されていて、なかでも薬膳というか東洋医学よりのスープのくだりは何だか懐かしくなってしまう。 そうそう。あとがきに書いてあったのでgoogle mapを開いてみたら、この建物を写真で見ることができました!背の高いマンゴーの木、本に載っている間取り図と見比べたりして読み終わってからもニヤニヤが止まらない。
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