1月某日(水) 仕事を定時で切り上げ、『コミック・ヘブンへようこそ』を片手に近所のカフェへ。遠くの席で女子高生が楽しそうになにかを話している。横の席でおばあさんが静かにパンとコーヒーを食べている。外では犬が小刻みに吠えている。小さな生活音たちが反響するその席で短編を3つ読み終え、牛乳を買って帰った。 1月某日(木) 読了。読み終えたら眠ろうと思っていたけれど、あまりにもあまりにも、底抜けに面白く、このまま韓国文学に沼ろうと本棚にあった家族の韓国小説を引っ張り出す。つぎは『他人の家』を読むと決めた。SANBON RADIOや好書好日やらのポッドキャストを聞きあさり、気になった韓国文学を6冊も注文した。ドキドキして上手く眠れそうにない。 1月某日(金) 他の人の感想が知りたくなり、SNSで検索するが2〜3件しかヒットしない。そんなわけない…と、よくよく見ると『コミック"ス"ヘブンへようこそ』と調べていた。スはいらん。 2月某日(土) 先日注文した小説がもう届く。韓国文学のために本棚を整理。ポッドキャストをリピートしながら復習に勤しむ。整理できた棚の真ん中に『コミック・ヘブンへようこそ』を置いた。