nishi
@nishi
2025年7月21日

庭とエスキース
奥山淳志
買った
読み始めた
"あの頃、漠然と胸の中にあったのは、人は自分の人生しか生きられないという絶対の事実だった。僕はそのことを疑うこともなく、今とこれからを生きるうえでの約束のようなものとして感じていた。でも、心の奥底では自分以外の人生を知りたいと願っていた。自分ではない誰かの人生を満たしている日々の時間に触れてみたいと思っていた、理由もなく。" (p.13)
自分がエッセイや日記を好んで読むのもこの感覚かも。でも著者は、自分の足で訪れて、見た景色にシャッターを切って、目の前の人と向き合って話をしてきたんだよなあ。その日々を本に残してくれたことがありがたい。


