
No.310
@__310__
2025年7月21日
族長の秋
ガブリエル・ガルシア=マルケス,
鼓直
読み終わった
全編通して奇術じみた文章で難解、でもすごく面白かった。
ずっと鮮烈でやかましくて、ずっと鬱々として寂しい。
語り手が大統領、国民、臣下その他登場人物と次々に交代し、その語り口も独白、回想、会話と滑らかに移り変わって読み手を振り回すので、慣れるまで大変だった。
時間軸も空間軸も四方八方に飛び散って、気付けば強い太陽が照りつける道端に放り出されて迷子になる、そういう感覚が生まれる。
「自然の運行をねじ曲げ、宇宙を破壊することになってもいいから」
↑とてつもない愛の表現としてあまりに美しくて大好きな一文。






