族長の秋
165件の記録
704h@704h2026年7月30日読んでる2/5くらいまで読んだ。 相も変わらず繰り返される所業といった感じで、読書が作業めいてきた。このまま最後まで続きそうなので、あとがきと解説を先に読むことにした。 訳者あとがきは作品の補足となっていて、やはりこの文体は最後まで続くようである。話の筋を追おうとして、急ぎ過ぎたかもしれない。それならそれで先にあらすじを調べるなり、毎日少しずつ読むなり、読み方を変えれば楽しめるのかもしれない。 続いて池澤夏樹の解説を読むと、「この解説の目的はこれを読もうとしているあなたを城門まで連れて行き、中の様子を少し説明してから背中をぽんと押すことだ」とある。流石である。当然のようにこちらの当惑を先回りしていたようで嬉しくなった。 更に本書を読む奥の手を教えてくれる。インチキと前置きしたうえで「勝手なところからしばらく読む、を繰り返す」というものだ。「登場人物を一通り知っていればどこから読んでも楽しめる」この読書法は大著『失われた時を求めて』を読むのにヴァレリーが提案した方法らしく、更に池澤夏樹は『源氏物語』でも有効だと言う。ちょうど『源氏物語』と並列して読んでいたので少々驚いた。 『源氏物語』はウェイリー版を読んでいるのでサクサク読めているのだが、確かに大河というよりは細かい出来事の集積なので、今読んでいる時代も国も全く違う二つの小説は似ているのかもしれない。雑多に読んでいるようでも、無意識に欲しているものがあるのだと不思議に思う。 二作品を通して思うのはガルシア=マルケスも紫式部も文章が上手い。作風、世界観は全く違うというか逆と言っても良いくらいだが、情景をイメージする想像力とそれを伝える文章力、言葉選びにため息が出るくらいだ。イメージがとにかく素晴らしいので、ストーリーで気を引かなくても情景描写の連続でずっと読んでいられるのだと思う。
704h@704h2026年7月28日読んでる1/4くらい読んだ。 『百年の孤独』をより過剰にしたような文章。時系列もよくわからないうえに、余計な情景描写と挿話、無駄話、脱線が絶えず垂れ流され、どこで中断すべきか休むタイミングさえ見失ってしまう。 『予告された殺人の記録』もそうだが、何が起こっているのかよくわからない状態が続いているのが読みづらい(すっごいストレス!)原因なので、一旦あらすじを調べてから読むと楽しめるかもしれない。例外的だがネタバレも良い場合もある。 話の本筋ではなく、尾鰭ばかりを集めて固めたような小説だ。いくら何でもやり過ぎではないか。 これは何度も読むたびに面白くなっていく小説かもしれない。主観の集積なので、一旦読み通して全体を俯瞰する必要がある。まるで「ウォーリーを探せ」のように一枚の絵に様々なことが起こっていて、それを文章で説明しようとしているようだ。全体像が一度わかれば群像劇の細部を楽しめるようになると思う。
704h@704h2026年7月25日読み始めた読み始めた。冒頭の68ページまで。 『百年の孤独』『予告された殺人の記録』『エレンディラ』と読んでやっと本作。『百年の孤独』と短中編集『エレンディラ』で確立した文体を、より推し進めている印象。冒頭から過剰に描写が重ねられ、奇妙な場面が続いていく。相変わらず真面目にふざけている。
じがにめげれた@zigani_mezameta2026年5月17日読み終わったとにかく強烈な色彩、匂い、空気、暑さを感じる。文が色づいて見える。退廃的で、綺麗とは言い難い内容ではあるところも、美しく感じてしまう。普通こんなん思いつかないだろっていう文がどんどん出てきて、語り手も、時系列もバラバラ。百年の孤独より圧倒的にこっちが好きだな〜!というか、本の中でこの本が1番かも今のところ。
デルタアクセル@qwertsk2026年1月8日読みたいこの感想欄が面白くて良かった。文体に苦しんでいる人もいるし、全く意味わからないという人もいるし、百年の孤独もこんな感じだったよな、という感じがする
butter cup🌿@lo3o-v-peony2025年11月29日読み終わった感想大統領が死んだ秋から回想が始まり、木の葉が散っていく様に寂しく終わる🍂 愛されたかった孤独な独裁者の物語、奇妙でグロテスクで喜劇みたいな長いお話、改行も無いので黙々と読めて、この季節にピッタリの読書でした🍁 パンジーに囲まれた東屋の藤の揺り椅子、熱いカップのココア、ラベンダーの香り、エメラルドのカフスボタン、ボタンの穴に挿したガーデニア、アーモンドの森一面の野生のスミレ‥ メモしておきたい美しいモチーフも沢山あったけど、基本的には書き残せないようなグロテスクな物ばかりなので感想は控えます😌笑 百年の孤独はスピード感もあって笑える面白さだったけど、この族長の秋は黙々と読む、という感じでした📚 とりあえず万博でコロンビアパビリオンに入れなかった(表でスタッフさんたちが踊り始めちゃって中に入れなかった🤣)のだけがずっと心残り🫠 ガルシア=マルケスの展示見たかったよ🫠







森沢菜実@nami_mrsw2025年11月25日読み終わった無事に読了。読み応え抜群。改行がない本は初めてだったのでなかなか苦戦した。視点の切り替わりについていくのに必死になってはいたものの、孤独な独裁者の一生が映画を観るように自然と流れていく心地よさはある。物語の中とはいえ女性との絡みの箇所はやはり気持ち悪いので、いい気はしない。 マジックリアリズムってこういうことか、と体験できた本だった。面白かった。

No.310@__310__2025年7月21日読み終わった全編通して奇術じみた文章で難解、でもすごく面白かった。 ずっと鮮烈でやかましくて、ずっと鬱々として寂しい。 語り手が大統領、国民、臣下その他登場人物と次々に交代し、その語り口も独白、回想、会話と滑らかに移り変わって読み手を振り回すので、慣れるまで大変だった。 時間軸も空間軸も四方八方に飛び散って、気付けば強い太陽が照りつける道端に放り出されて迷子になる、そういう感覚が生まれる。 「自然の運行をねじ曲げ、宇宙を破壊することになってもいいから」 ↑とてつもない愛の表現としてあまりに美しくて大好きな一文。






米谷隆佑@yoneryu_2025年6月7日読み終わった族長、つまり大統領閣下の死から始まる本作は、章立てて続く物語で、一度も改行されず黙々と読ませるだけの魅力がある。読後感は、まるでクラシック音楽の一定のテンポに様々なメロディを詰め込んで感動させるような、あるいは、新聞紙の事件や日常を隅から隅まで読み込んで朝の日課があっという間に過ぎ去るような、そんな感動が湧き上がる。ガルシア=マルケスの特長とする、繰り返される記号の安心感は健在だ。異様な数、肉体の腐食や秀美、聖体、家畜と部屋、時間や曜日や日付に執拗に拘り、場面の切り替えや句読点的で閑話休題的な休息を与えて、さぁ、虐殺事件やテロが始まるぞ、と文体を一気に引き締めて癖になるのだ。目隠しのジェットコースターは、山や谷に突っ込む前の浮遊感で恐怖を助長するだろう。まさに、そんな感じだ。文章は、常に誰かの口から伝わる「物語り」調であるが、時々、大統領や妻子らの声をそのまま載せてみせるので、どこからが語り口で、どこからが引用なのかが、緩やかに接続されているのが特徴的で、このスパイスは『百年の孤独』になかった味付けとなっている。読者は、誰かの語りを借りて大統領を観察するので、彼の複雑な観念に入れ込むことはない。故に『族長の秋』は、周辺情報から察するに、本当に恐ろしくて悲しくて美しい、国の長の物語なのだ。南米文学の骨頂だろう。日本人の我々には想像できない、独裁者の権威と孤独の歴史は、ガルシア=マルケスが生きた南米だからこそ書けたものなのだと確信できる。今なお取り沙汰される汚職事件や政府の長の短期間での交代劇や、暴力や貧困にあえぐ街を知れば知るほど、筆者の世界観は、まだ続いているように思わされる。つまり、南米のマジック・リアリズムはかなり現実的で、しかも文学的に強烈な皮肉へと昇華されているのだ。なお、この感想文を改行せず書いてみが、ぼくにはまだ早い文体のような気がして、あるいは、安直な真似事のようで恥ずかしくなった。
かみかみ@kamikami35942025年4月11日読み終わった『百年の孤独』のブエンディア一家の面々以上に孤独な独裁者を描いた怪作。段落がなくて非常に読みにくい上に、 グロテスクでマジックリアリズムマシマシ。大統領はアウレリャノ・ブエンディア大佐の成れの果てという感じだった。 死からの復活と処女懐胎(?)で生まれたというイエス・キリストとの共通点、それと生娘のような滑らかな手、取り巻きや御用メディアに囲まれさぞやご満悦と思いきや満たされない空虚さを抱えた心中と極めて雑多な要素を併せ持っているのが本作の大統領だと思った。

- おおくまねこ@okumanomemo2025年4月8日読み終わったなんとか最後までいけた。改行なしで視点も時間軸もどんどん変わっていくのでついてくのが大変。よくこんなの書いたなぁ。翻訳したのもすごい。
たむ@tamsan0_02025年3月14日まだ読んでるようやく半分?くらいまで読みました📖 改行もない段落もない文章がずっと続くので、書いた人もすごいし訳した人もすごいし読む人もすごい、みんなすごい、わたしもたのしく読んでます。 そして新潮文庫の小説の滑らかさというかやわらかさ、すきだ〜





butter cup🌿@lo3o-v-peony2025年3月5日買った積読中百年の孤独がはちゃめちゃで面白かったので、こちらも購入。 あらすじからしてやばい香りがしてる…! 文庫版表紙は百年の孤独と同様美しい。




- カピバラストゥ@zlzlzlzl1900年1月1日改行なしの文章が続くストロングスタイル。読みにくいったらありゃしねえ。 それでも途中途中の衝撃シーンの数々は面白い。時計の臓腑が音を立てるって何考えてたらこんな強烈な文章を思いつくんでしょう。 マザコンなのがこう…いいよね!























































































































































