
はな
@hana-hitsuji05
2025年7月22日

性差別の医学史 医療はいかに女性たちを見捨ててきたか
マリーケ・ビッグ,
片桐恵理子
読み終わった
図書館で借りた
長かった…
所々難しく感じる部分があって、ひとつの文章を咀嚼するのに時間がかかった。
第10章 精子と卵子の神話 では、精子が子宮の奥でひっそりと待つ卵子まですごくアクティブにまるで競争みたいに1等目指して突き進むイメージがあったんだけど、むしろ卵子が好みの精子に向けてのみサインを発していて相手を選んでいる動きをしていることに衝撃。
卵子、アクティブじゃんか。
髪の毛を輪切りにしたくらいのサイズの細胞にまで王子様とお姫様的なイメージを持っていたのか私たちは。そこから違うんかい!
もう読めば読むほど医療や科学にまで家父長制刷り込みの入り込み方エグくて、自分の当たり前や思考まで生まれた時から洗脳されてたようにさえ感じる。
その時その時教えられた知識も日々アップデートしているのは当然のことで、こうしてビックリしながらも前提を疑っていくことは大切だな。
『一度読み書きを習得したら、もう後戻りは出来ません。
作品やメッセージが気に入らなくてもかまいません。けれど事実や情報を手にしたら、もう手放すことは出来ません。
その知識で何かする必要はないけれど、それを忘れることは出来ないのです』
人口子宮については、女性を妊娠出産から解放するはずが、より悪い選択(養殖みたいなノリ)で本来の目的から逸れ命が軽視され利用されることにつながらなければ良いが、と思った。
既に他の生き物でそういうことをして知らず恩恵を受けているだろうから尚更。





