四月 "ネバーランドの向こう側" 2025年7月22日

四月
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@oic_
2025年7月22日
ネバーランドの向こう側
主人公の実日子にとっては、自分を受け入れて愛し甘やかしてくれる両親のいる家は“ネバーランド”で、大人にならなくてもいい場所だった。 両親は実日子にたくさんの愛情を与えていたけど、実日子が1人になっても生きていけるような知恵は与えていなかった。 実日子はたくさんの愛情を受け取って両親を愛していていたけど、そんな両親に全てを委ねて自ら学ぼうとはしなかった。 きっと読むひとによってはそんな実日子に感情移入するのは難しいと思う。 けど、私はこの本が好き。 あたたかくて優しい物語は希望になるし勇気も貰える。 実日子がネバーランドの向こう側で出会った人たちの生き方や性格も様々で面白かったし素敵だった。もちろん、成長していく実日子もその一人。 私も大人になりきれていないけど、この本をきっかけにしてたくさんの生き方を学びながら選択肢を増やしていくぞ!
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