
益田
@msd
2025年7月24日

読んでる
・大衆とは、均質化され、共同体や居場所を失い根無し草になった「平均人」である。
・大衆(平均人)は「他人の意見を聞く」という習慣をもたない。個性を失っただけでなく、「みんなと同じである」ということに喜びを見出し、快感を覚えるようになっている。
→平等の名の下で抑圧され個性が奪われている
・大衆の原型は専門家 (科学者)
→全ての事象は複雑で多様なものによって成り立っているのだから、その見方は総合的でなくてはならない というのがオルテガの主張。目の前の数式をどう解くかとか、一つの問題の解をどう明らかにするかということだけを考えていて、科学とは何なのか、人間はそれとどう付き合っていくかといった根本的なことを考えようともしない。彼ら(科学者/専門家)は、単なる技術屋になってしまっている。そうした単純な「技術屋」たちこそが、典型的な大衆である。





