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益田
益田
益田
@msd
頑張って読んでます
  • 2025年7月12日
  • 2025年7月11日
  • 2025年7月10日
    民族とネイション
    ネイション・エスニシティといった用語の定義から始めそこから各国の事例を参照して最終的には現代の問題に繋げている本。 4章以降の国際化によるナショナリズムやエスニシティが抱える問題・利点(難題)はこの2025年にまで繋がっている(というよりここ最近で顕著になっている)ので読み応えがあった。 紛争や戦争の問題にかなり慎重な姿勢で書いており、それだけことの複雑怪奇さがあるのだなと実感した。 「同時に「強者」でも「弱者」でもある集団が「自分たちは弱者だ」という自己意識に基づいて集団行動をとるとき、それは往々にして「過剰防衛」ー他者の眼からみれば「過剰な攻撃」ーになってしまう。このことは民族問題に限らず、より一般的に、「強者」と「弱者」、「加害者」と「犠牲者」の線引きの難しさという問題と重なり、アイデンティティ・ポリティクスの一般的な難間をなしている。」(p186)
  • 2025年7月7日
    民族とネイション
    「ヨーロッパ諸国でエスニック・マイノリティ問題が深刻化する中で、「新右翼」「極右」「右翼ポピュリズム」等々と呼ばれる動きが各国で活性化している(中略) 新右翼は雑多な潮流を含み、全体としての特徴づけは難しいが、経済グローバル化やEU統合進展の中で自己の地位が掘り崩されていると感じる社会層=客観的状況は多様だが、少なくとも主観的には「被害者」「弱者」意識をいだく人たちーの不満を集約している面のあることが注目される。そこには、自由主義政党と社会民主党を中軸とする既存政党システムの機能不全への苛立ちが看取される。EU統合の進展の中で、政策決定が国民の手から遠ざかっていることへの反撥もこれに重なる。こうした新右翼運動の中で大きな位置を占めているのが、外国人労働者・移民の増大への反撥であることはいうまでもない。」(p153-154)
  • 2025年7月3日
    文学部唯野教授のサブ・テキスト
    「ポスト構造主義による一杯のかけそば分析」
  • 2025年6月30日
    民族とネイション
    「「国民の一体性」という観念は、現実にはそれほど広く分かちもたれたわけではない。しかし、それでも、いったん「国民国家」という自己意識をもった国家が登場すると、その国家が共通語(国家語)形成、公教育の整備、国民皆兵制度などを推進し、「国民」意識を育成するようになる。そのような政策がとられ出した後も、「国民の一体性」という観念は文字通り全国民に共有されるわけではなく、しばしば国民の中での裂が問題となるが、そうした亀裂をできるだけ覆い隠し、あたかも一体性が存在するかの如き外観が整備されていく。このようにして成立するのが「国民国家」である。」(p41)
  • 2025年6月28日
    人はなんで生きるか 他四篇(民話集)
    人はなんで生きるか 他四篇(民話集)
    久しぶりのロシア文学だー
  • 2025年6月27日
    アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち
    前半の量的調査には共感が凄かった。 aro/aceにもグラデーションがあり、誰かがこれがaro(ace)であってあなたは違う!と断定する権利はないと改めて思った。 aro/aceを取り巻く社会構造や問題点、さらには人種差別まで網羅していて入門とついているが骨太の内容で読み応えがあった。 社会構造に問題があり、婚姻制度や異性愛規範が支配に繋がるという文章は納得した。また、アイデンティティの取扱の難しさ(だからといって不必要ではないしそれが必要なものである)についての説明は知見が深まった。 いかなるセクシュアリティも特別扱いしない社会はどんな社会構造になっているのかが気になった。その方向に進めますように。
  • 2025年6月26日
    一番の恋人
    一番の恋人
    主人公の恋人がaro/aceであるところに興味を持った 気になる
  • 2025年6月25日
    アイデンティティが人を殺す
    アイデンティティが人を殺す
  • 2025年6月24日
    フーコーの言説
  • 2025年6月21日
    道徳的責任廃絶論
    道徳的責任廃絶論
  • 2025年6月21日
    行為の哲学入門
    行為の哲学入門
  • 2025年6月21日
  • 2025年6月21日
    アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち
    性欲/性行為欲/性的惹かれは異なるもの →aceだからといって自…行為(念の為伏せ)をしない訳ではない 「現在のAro/Ace コミュニティでは、性交欲がないということが、アセクシュアルを自認したりAro/Ace コミュニティに参入したりしようと考える基準になっている様子がうかがえます。つまり「性欲」や「自慰」の有無がアセクシュアル・自認と矛盾しない一方で、性交欲はアセクシュアル自認と強く関連しているということです。(中略)ただし少数派ではありますが、「他者と性行為をしようと思うこと」があるというアセクシユアルの人もいることを無視してはなりません。後で触れますが、性交をしようと思う動機にはさまざまなものがあります。性的惹かれ以外の理由で性交をすることもあるのです。」(p.86)
  • 2025年6月15日
    アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち
    自分はAceを自認しているが、時折SNSでは「パートナー/既婚がいるAceはAceではないからやめてほしい」と批判する人がいて私自身(パートナーがいるため、自分がAceではないのかもしれないと悩んでいたが、 「「性的な行為をしたことがあるんだから、アセクシュアルとは言えない」というわけではありません。繰り返しですが、アセクシュアルは性的惹かれの有無にもとづく性的指向です。そして性的な行為は、性的惹かれ以外の理由によって行われることもあります」(p33)と言う文章を読んで救われた。 自分はパートナー(というか他人全体)に性的に全く惹かれていないため、 私はAceなんだなと自信(言い方があってるかはわからないけど…)を持てた。
  • 2025年6月15日
  • 2025年6月14日
    障害者の倫理
    障害者の倫理
  • 2025年6月14日
  • 2025年6月14日
    フェミニズムはみんなのもの
    フェミニズムはみんなのもの
    この本読んでいて感じたことは、男性自身は敵では無い(※暴力など加害行為している人は非難されるべきとは勿論書いている)社会構造/家父長制や私たちの中の差別感情が問題視されるべきだと常々主張しているなと気づいた。まさに「フェミニズムはみんなのもの」を主張している本。あとめちゃくちゃ平易な言葉で書かれていて分かりやすいです。 作者がフェミニズムの現状に危機感を持って書いた本だが、これより数十年経った今の状態は思想が大衆化されたことで、男性を過剰に敵視し、トランスの人に差別感情を撒き散らす"インターネットフェミニスト"が増えて(かなり可視化されて?)より悪くなっている気がする。無論、アンチ・フェミニズムやミソジニーな思想もかなり極端かつ激化していると実感している。その激化する男女の争いがきっかけで、フェミニズムについてしっかり学びたいと思いこの本をとった。 私は自分の中の差別感情や家父長制主義的な考え方に向き合い、性別問わず色んな人と手を取りあいたいとこの本を読みながら思った。
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