腰掛椅子
@consider_30
2025年7月24日

p.194〜ケネス・ガーゲン
自己についての語り=聞き手を説得しうるように(および自分自身が納得できるように)関係づけられた出来事の連なりが要請される
社会で受け入れられやすい言葉や物語のパターンを活用して、お互いに調整・交渉しながら語る
(→ナラティブセラピーへつらなる)
p.200〜 浅野智彦
「自己物語はいつでも「語り得ないもの」を前提にし、かつそれを隠蔽している」
=語る自己、語られる自己/過去、現在との間で引き裂かれつつ、同じ自己である
ある視点には盲点や偏りが含まれざるを得ない=物語には他の編集可能性がある
聞き手の「本当かな?」といった疑問を原理的に避けられない
→自己物語が成立することに貢献するのが他者(聞き手)
語りを受け入れてもらえることで、自己の同一性がひとまず獲得される
