はる "すべて真夜中の恋人たち (講..." 2025年7月24日

はる
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@haru_reads
2025年7月24日
すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)
色々感想はあるけれど、 起承転結の“転”が結構な終盤の方で悪い意味ではない衝撃を受けた。 三束さーーん…!という感じ 始めは冬子の行動に不安を感じたりハラハラもしたし、いろんな登場人物が冬子に対する態度を見ると不憫だな、この本はどういう結末に向かって行ってるのだろうとさえ思った。 途中から言葉の一つひとつが冬子の人生を覗いているような感覚に陥り、特に大きな出来事があるわけでもないはずなのに ページを捲る手が止まらなかったことにすごい本だと思った。 色んな所で振り回されている冬子のことを誰か愛してあげて欲しいとも思ったけど、誰かに愛されないと人は生きていけないのか?とふと感じながら読み続けた。 三束さんが何を思って何を考えていたのかは分からないけれど、 なぜあの場に来なかったのか ということなら少しだけ分かりそうな気がした。 人の数だけ色んな気持ちがあって、大切なものがあるのかもしれないな。 自分のことは自分にしかわからないし、人の事は自分にはわからないからね。 読了後にこの言葉を思い出した “もうわたしの人生の登場人物じゃないからなんだよ” 出会えてよかった本です。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 ┈┈ 難しい内容の本でも勉強になるし、 共感できなくてもそういう考えの人もいるんだなと思うし 理解出来なくても、理解した時の気持ちはどんな気持ちだろうと想像すると新しい気持ちになれるし 結果的に読んでみて良かったっていう感想は全ての本に共通するけれど、 読んでみて良くなかったっていう本って自分の中に存在するのかな? って考えているので、最近本をたくさん読むのが楽しいです。 感想が上手くまとまらなくて全体的におかしな文章になっていますがここまで読んでいただきありがとうございます。
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