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@haru_reads
読書で綴る、20代の終章
  • 2025年8月26日
    レゾンデートルの祈り
    正直に言うと、自分自身は安楽死制度に賛成派である。 作中では、アシスターという職業の存在や、安楽死に至るまでの条件がしっかりと設定されており、その丁寧さが読んでいてとても面白かった。 「死にたいじゃなくて、生きていたくない」 この言葉がいちばん心にささって、苦しくなった。 読了後、自分の中で何かが変わったかと聞かれれば、別に変わってはいない。死にたいとも思わないし、生きたいとも思わない。 けれど、こうした深く考えさせられる物語は、きっと自分の生活に色を添えてくれると思う。 もしかすると自分も、主人公に少しでも救われた部分があるのかもしれないような気がした。
  • 2025年8月26日
    ごはんが楽しみ
  • 2025年8月14日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
    テキパキ働く朝の主人公の姿が目に浮かび、読んでいてスルスルと引き込まれていく感じ。 「私は世界の部品になって回り続ける」という言葉には、強く共感。 決して長くはない話なのに、読むといろいろ考えさせられるのがすごいなぁ!と思いながら読みました。 主人公の一生懸命さに励まされる一方で、倫理観や感情の不気味さも漂い、独特の緊張感がある一冊。 ただ、白羽さんが言ったあの一言が苦しかった。 マイノリティの視点に光を当てた、印象深い物語でした。
  • 2025年8月8日
    夢十夜
    夢十夜
    [第一夜] 百合の姿を静かに描写しているだけのはずなのに どうして女のことを思わせる表現になるんだろう。 どうして生々しいほどの描写ができるんだろう。 どうしてこんなにも短い文章なのに、こんなにも考えさせられるんだろう。 どうして私は涙が出るんだろう。 今も昔も、私はまだ他の夜を読むことができずにいる。 {追記} 行きつけのカフェでせっかく借りた本だったので、思い切って全部読んでみました。 どういう意味だ…という部分は始めの方はインターネットで調べていましたが、この本はそもそも夢の話をしていて、 私自身、自分の夢をここまで細かく調べるほど知ろうとしたことがないので “漱石さんが見た夢を本にして、私がそれを読んでいる”という感覚で読めばいいのではないかと思い試してみた所、とても楽しみながら読めました。 一つの本でも色々な楽しみ方や読み方がある事をこの本で学びました。 次に読む時は、この作品についてもう少し深く探究できればいいなと思っています。
  • 2025年8月7日
    汝、星のごとく
    親のネグレクトによって、自己防衛として誰よりも早く大人にならざるを得なかったんだな、 それでも、その経験が無駄だったとは、どうしても思えない。 なんて私が言うのは、烏滸がましいことかもしれないけれど。 北原先生、最初は「なぜこの人は…?」と戸惑うような言動に目を引かれながら、 読み進めるうちに少しずつ、先生は先生なりの 先生にしかわからない人生を歩んできたのだろうな、と深く考えるようになった。 この作品の登場人物のなかで、一番好きな人です。 それぞれが、それぞれにしかわからない人生を生きている。 だからこそ、他人に好き勝手言われていいことなんて、一つもない。 気にしないでいられる人に、私もなりたい。 もうこの年齢だから、わかっていたつもりだったけれど、 改めて「人生って本当に大変だな」と思わされた。 そして同時に、「それでも生きていくことは尊いことなんだ」と、 この作品がそっと教えてくれた気がします。 私の人生もきっと、これからいろいろなことがある。 苦しみながら、受け入れながら、変わりながら、 この作品が、わたしにとっての一番星になれるような人生を歩んでいけますように。 [追記] この小説はネグレクトや多様性、SNSの炎上といった様々なワードが浮かぶ作品で、まさに現代が詰まりまくっているなと感じました。 私たちに今、必要なことは何か、大事なことは何かを問いかけられているような気がしています。
  • 2025年7月31日
    わたしの美しい庭
    優しい人たちそれぞれの視点から紡がれる物語が、静かに心を温めてくれる。 「わたしも、わたしのことを愛してあげていいんだよ」 そんな声が聞こえてくるように感じました。 この物語に登場するような優しい人たちと、 これから先、出会えるような人生にしたい。 そして、自分も誰かにとって そういう存在でありたい。 きちんと手入れされ、みんなから愛される縁切り神社は、 私の住む街にはない。 けれど、この庭のように、 わたしの心の中にも美しい庭を育てていけたらと思う。
  • 2025年7月26日
    夏を喪くす
    夏を喪くす
    『天国の蝉』 お父さん、お父さん、 もっと真面目に上手く生きていたら、 もっとそばにいて、父親でいてくれたの? 自分よりも、誰よりも、 本当は、娘に幸せになって欲しかった。 ろくでもない人でも、やっぱり範子の父親はあの人だけ。 世界でたったの一人のあの人だけ。 本当は愛に溢れていたんだねお父さん。 今でも娘を想っているんだね。 『ごめん』 自分の犯した事も、 夫の犯した過去も、 すべてを背負って生きていくと、 静かに覚悟を決めたように思った。 夫が、一万二百円を払い続けていた意味を考えると あの場所にいたおかみのためだけじゃないような気がして、 どうしても切なくなってしまう。 『夏を喪くす』 青柳が咲子へ返した願いごと、 咲子が何を願ったのか それはきっと、空と橋と咲子だけしか知らない。 わたしもいつか、 “自分にとっての夏”を喪くす日がくるのだろうか。 そのとき、どんな気持ちで、 わたしは秋を迎えるのだろう。 『最後の晩餐』 ジョセフィンが差し出した右手を、 なぜ麻理子はためらったのだろう。 結局、あの部屋の家賃は誰が払っていたのだろう。 クロがいつか、帰ってきますように。 マリの作るラスト・サバーを、もう一度食べられますように。 4つの物語に、もっと知りたいことがたくさんある。 彼女たちのこれから先のことは 私たち読者は誰も、これ以上知ることのできないもの。 喪失感と余韻を残して 彼女たちの人生のほんの一部を見送りました。
  • 2025年7月24日
    すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫)
    色々感想はあるけれど、 起承転結の“転”が結構な終盤の方で悪い意味ではない衝撃を受けた。 三束さーーん…!という感じ 始めは冬子の行動に不安を感じたりハラハラもしたし、いろんな登場人物が冬子に対する態度を見ると不憫だな、この本はどういう結末に向かって行ってるのだろうとさえ思った。 途中から言葉の一つひとつが冬子の人生を覗いているような感覚に陥り、特に大きな出来事があるわけでもないはずなのに ページを捲る手が止まらなかったことにすごい本だと思った。 色んな所で振り回されている冬子のことを誰か愛してあげて欲しいとも思ったけど、誰かに愛されないと人は生きていけないのか?とふと感じながら読み続けた。 三束さんが何を思って何を考えていたのかは分からないけれど、 なぜあの場に来なかったのか ということなら少しだけ分かりそうな気がした。 人の数だけ色んな気持ちがあって、大切なものがあるのかもしれないな。 自分のことは自分にしかわからないし、人の事は自分にはわからないからね。 読了後にこの言葉を思い出した “もうわたしの人生の登場人物じゃないからなんだよ” 出会えてよかった本です。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣 ┈┈ 難しい内容の本でも勉強になるし、 共感できなくてもそういう考えの人もいるんだなと思うし 理解出来なくても、理解した時の気持ちはどんな気持ちだろうと想像すると新しい気持ちになれるし 結果的に読んでみて良かったっていう感想は全ての本に共通するけれど、 読んでみて良くなかったっていう本って自分の中に存在するのかな? って考えているので、最近本をたくさん読むのが楽しいです。 感想が上手くまとまらなくて全体的におかしな文章になっていますがここまで読んでいただきありがとうございます。
  • 2025年7月19日
    西の魔女が死んだ
    魔女の修行の中でおばあちゃんは、人生の歩き方を教えてくれていたような気がしました。 こういう生活憧れるなぁ〜とか なるほどためになる知恵だなぁ〜とか、 そういう所もあったり。 なにより、まいと一緒におばあちゃんと過ごしていたような気になれて なんだか心がほっとする一冊でした。 きっと何度も開く作品になると思います おばあちゃんに会いに行くために。 𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸‪𓂃 𓈒𓏸 全然関係ないですし、 雰囲気が似ているからかもしれませんが、 ターシャテューダーさんのことを思い出しました。 10年くらい前に図書館で見たきりの本なので 今度は本屋さんへ買いに行こうと思います。
  • 2025年7月15日
    春のこわいもの
    春のこわいもの
    人間の悪い所を掻き集めて出来上がったような本。 というまとめ方はしたいようなしたくないような あの頃の私たちは確実に今よりもっと窮屈な気持ちと窮屈な生活をしていて どこにも吐き出せない思いを心の中で浮かべては飲み込んでの繰り返しで、 未来に希望を持っているのかそうでないのかも分からなくて。 怖い?怖かったよね?怖かったなぁ。 誰しも人は醜い部分があるのかもしれないという事と、 あの頃をじわじわと思い出させるような本でした。 «追記» 読了後なんとなくもしかしたらと思い、 「青かける青」、「ブルーインク」の順で読んでみました。 もしそうだとしたら、彼女の気持ちを分かってあげられるような気がして。
  • 2025年7月10日
    独立記念日 (PHP文芸文庫)
    何もできない自分を嫌う必要なんてない 何もできない自分も好きになればいい。好きなままでいい。 できるようになりたければなればいい 否定するものなど何もないのだ。 どんな事でも前を向いて歩いていけるのならそれが独立だ。 この本にそう言われたような気がしました この本を読んで私の感想を読んでくれた方に1番贈りたい言葉です。 “幸せになろうね。それぞれに。”
  • 2025年7月9日
    お茶の時間
    お茶の時間
    かなり読みやすいコミックエッセイ。 だからついつい集めてしまう。 私は“自分”というものを持った人間に惹かれるのだろうな そしてきっとこれからも「子供側」として生きていくはずだ。
  • 2025年7月1日
    わたしたちは銀のフォークと薬を手にして
    “どうして人生には、結婚以外の正解が用意されていないのだろう。”
  • 2025年6月25日
    もものかんづめ
    もものかんづめ
    「メルヘン翁」 このワードだけで思い出し笑いが出来ます。
  • 2025年6月20日
    カラフル
    カラフル
    自分の色ばかり気にしていたらきっと気付かないんだろうな。カラフルなこの世を。 主人公に共鳴したのなら、きっと私も“選ばれた人”
  • 2025年6月4日
    光のとこにいてね
    二人 今度こそ 光のとこで会えますように
  • 2024年7月1日
    家が好きな人
    家が好きな人
    何度も丁寧に大切に読んでいる一冊📖
  • 2024年4月22日
    おしごとそうだんセンター
    おしごとそうだんセンター
    “「がんばりかた」を知っている人は、なんだってできるからね。”
  • 2024年4月15日
    ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集
    “でも、ひとが、もじをつくったのも、こころや、できごとを、のこそうとしたからなんだ。 そのおもいが、じぶんといっしょに、ほろびてしまわないように。”
  • 2024年4月14日
    ひとりずもう
    ひとりずもう
    “私は今、自分の人生の夢に挑戦しているのだ。 家族はそれぞれの夢があるんだか無いんだか知らないが、私自身の夢とは無関係だ。 人生は私のものでしかない。”
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