
ゆげの
@hoochaa
2025年7月24日

言語哲学がはじまる
野矢茂樹
買った
読み終わった
ときたま野矢茂樹を読んで脳にストレスを与えるタイプのサウナ。読んでいる最中は、まあなんとか分かったか?という感じで読み進めていくのだが、ちゃんと理解できていない証左で、数ページ前の内容すらよく覚えていない。
これまで読んできた野矢茂樹の本は、ウィトゲンシュタインをメインに語られるものが多かった。
対してこの本は、フレーゲ→ラッセル→ウィトゲンシュタインと言語哲学の歴史を追う形式だったので、言語哲学の変遷を読むことができた(相変わらず難しくてよく理解できないのだが)。
ウィトゲンシュタインは、他の2人と比べるとかなり塩というか、言語の本質に迫ろうと泥臭くもがく2人と比べると、「いや普段やってる言語使用の観点で考えれば十分だから、なんか余計に難しいことは考えんな、」みたいなスタンスなのかなと思った。
言葉とそれが表す意味みたいな議論を読みながら、SNSなんかで新しい言葉や、新しい言葉の使い方、新しい構文が、どんどん生まれていることについて考えた。
最初は誰にも意味を理解されていない状況から、何度もバズりみんなのタイムラインに流れることによってだんだんと意味が理解されていくところに、言語実践の本流があるよなあと思った。



