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ゆげの
ゆげの
@hoochaa
がんばっています
  • 2025年8月26日
    にょにょにょっ記
    にょにょにょっ記
    日記。おもしろい。ずるい 僕もこんなくだけた感じでひょろっと日記を書いて本にして、電車の中の誰かの口角でも上げられたら、思う。 でも、僕は穂村弘じゃなくて、ただの人で、ただの人の日記なんて滅多に買ってもらえないだろう。 ただの人の日記を買うなんて、理由が必要だから。そして、理由はないから。
  • 2025年8月26日
    にょにょにょっ記
    にょにょにょっ記
  • 2025年8月22日
    タイタンの妖女
    タイタンの妖女
    時間等曲線漏斗に入り込んでしまったせいで太陽系の半径を軸とする波動として存在することになり過去も未来も知ることができるようになったおじさんに地球人が動かされ翻弄される話。 このおじさんがメタすぎて訳が分からなくなるんじゃないかと思ったが、意外とこのメタおじさんの視点からの記載が多く、しかもこういうメタ人物にしては感情的なおじさんだったので、メタおじさんもメタおじさんで大変なんだなあと思いながら読めた。
  • 2025年8月8日
    タイタンの妖女
    タイタンの妖女
  • 2025年8月5日
    凍える牙
    凍える牙
    凍える牙というのはオオカミ犬のことなのだけど、オオカミ犬の強さ、恐ろしさ、そして美しさがありありと伝わってきて、主人公と共に、全然うっとりしてしまった。 改めて読み返すと、オオカミ犬についての記載に結構な文量が割かれており、それによって、ラストの、犬と警察バイクに乗る主人公とのチェイスなどに強い迫力を感じたのだと思う。 (八王子の北の方から湾岸高速も使って幕張までチェイスしており凄かった。犬が) 主人公の女性刑事とペアになったおじさん刑事とが、お互い心を開かないまま最後まで物語が進んでいったのも良かった。そのおかげで、2人の内面と外面が終始区別されて描かれていたので。
  • 2025年8月4日
    凍える牙
    凍える牙
  • 2025年7月31日
    R62号の発明・鉛の卵
    はじめての安部公房。有名なのは「砂の女」「箱男」「壁」などのようだが、今回はマイナー?な短編集をもらったので読んだ。 世界観はは大人の星新一って感じで独特面白さがあった。SFぽくて、皮肉っぽい。最後の「鉛の卵」には、ウェルズの「タイムマシン」を感じるところもあった。 文体は、先日読んだ「やし酒のみ」ほどではないが、独特で崩れている感じがある。一人称視点と三人称視点と(と場合によっては二人称と)の記述が一つの文に含まれている。
  • 2025年7月25日
    R62号の発明・鉛の卵
  • 2025年7月24日
    言語哲学がはじまる
    ときたま野矢茂樹を読んで脳にストレスを与えるタイプのサウナ。読んでいる最中は、まあなんとか分かったか?という感じで読み進めていくのだが、ちゃんと理解できていない証左で、数ページ前の内容すらよく覚えていない。 これまで読んできた野矢茂樹の本は、ウィトゲンシュタインをメインに語られるものが多かった。 対してこの本は、フレーゲ→ラッセル→ウィトゲンシュタインと言語哲学の歴史を追う形式だったので、言語哲学の変遷を読むことができた(相変わらず難しくてよく理解できないのだが)。 ウィトゲンシュタインは、他の2人と比べるとかなり塩というか、言語の本質に迫ろうと泥臭くもがく2人と比べると、「いや普段やってる言語使用の観点で考えれば十分だから、なんか余計に難しいことは考えんな、」みたいなスタンスなのかなと思った。 言葉とそれが表す意味みたいな議論を読みながら、SNSなんかで新しい言葉や、新しい言葉の使い方、新しい構文が、どんどん生まれていることについて考えた。 最初は誰にも意味を理解されていない状況から、何度もバズりみんなのタイムラインに流れることによってだんだんと意味が理解されていくところに、言語実践の本流があるよなあと思った。
  • 2025年7月23日
    言語哲学がはじまる
    はじまるらしい
  • 2025年7月22日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
    変わってるこどもを描いた小説は多いけど、こういう感じの変わった大人を一人称で描いているのは珍しい気がする。 子どもとは異なり、自分が普通とはズレていることへの困惑を、乗り越えて、達観して、メタになってしまっている。自分が変であることを自覚しているけれど、普通にはなれないので、変を突き進むしかないことを了解して行動している。そういう、大人であるゆえの怖さがあった。 僕も、コンビニではないが接客業のアルバイトをしていたことがある。接客業なんて向いていないという自覚はあったので、ストレスになるし迷惑もかけるだろうからすぐ辞めよう、と思った。しかし、「自分の中にある店員のイメージを真似する」というを思いつき、やってみたら意外と有効で、結局は長く勤めることとなった。 自分自身が店員になるのではなく、むしろ自分自身は変えないままで店員のお芝居をする。そうすることで、普段の自分と店員の自分との間に一線を引ける。自我を殻に閉じ込めたまま店員になれるので、なんとびっくりあんまりストレスを感じないのである。 ちなみに僕は、新しいバイトが入ってくるたび、その初日に「店員になるというより、自分の中にある店員のイメージに合わせたお芝居をするといい」と教えていたのだが、人数的には2割くらいの確率でしかピンと来ていなそうだった。 対して、この主人公は店員の方に主の自我を置いている。 店員の自分のときは世界に承認されているが、店員から解放されると変な人という目で見られてしまう。そこで店員という役職に自分を見出した。 そういうのって、危ないよね〜(だって外側の世界に自分を見出していたらバランスが崩れたとき自分の制御が及ばないじゃん?)と思うけれど、じゃあ主人公はどうすれば良かったのかというと、それは分からない。他にやりようがなかったのかもしれず、後味が良いんだか悪いんだか、という感じなのである。 ただしいずれにせよ、社会とか普通とかの中で一部はみ出しながら生きている全員にとって、あーこれ分かるわー となる部分と、いやそれはさすがに… となる部分とが含まれているので、読後感としては、理解と怖さのミルフィーユ、みたいな味になった。
  • 2025年7月21日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
  • 2025年7月21日
    西の善き魔女1 セラフィールドの少女
    ファンタジー?、なんていうんだこういうの、物語がどんどん流れていく系で面白かった。 舞踏会とかお城とかが出てきて、最初はふわふわしたおとぎ話みたいな感じなのかな〜と思っていたけど、途中からチ。みたいな話が出てきて驚いた。異端に関わっていながらも、王宮を利用しながらどうサバイバルしていくか、という方向に舵が切られていった
  • 2025年7月17日
    西の善き魔女1 セラフィールドの少女
  • 2025年7月15日
    やし酒飲み
    やし酒飲み
    はじめてのアフリカ文学 おもしろかった 文体もはちゃめちゃだしお話もはちゃめちゃなので、読み始めは “翻・弄” といった状態で物語と面を合わせていたのだけど、この独特な雰囲気が馴染んでくると、聖書とか古事記の類いと同じような面白さだと気付き、その後は楽しく読むことができた。 翻弄の例→「あるお爺さんの家に入ろうとしたらお爺さんは神様だったので人間は入れなかったのだが、私もそういえば神様だったので入ることができた」みたいな説明がいきなり出てきて、え えー となったりした。 また、「赤ん坊を頭からおろしたいと思ったのだが、そうは問屋がおろさない。」とか「私たちが火から人間の姿に戻ったらたちまち殺されることは火を見るより明らかだった。」みたいな記載もあり、やかましくて良かった。 アフリカのヨルバ語の文体を取り入れた新しい“英語”を、その文体のユニークさを保持したまま日本語に翻訳しようとしている翻訳者の土屋さんもすごいである。 この物語自体が豊かに興味を唆るものだし、さらにはアフリカの人々特有の生活や価値観が反映されたアフリカ文学全体への関心も誘導するものだから、文学部大学生が「やし酒飲み」を卒論のテーマに選んだら院進してしまうだろうなと思ったほどだった。
  • 2025年7月10日
    やし酒飲み
    やし酒飲み
  • 2025年7月9日
    未必のマクベス
    最近静かなお話ばかり読んでたから、金!悪事!誰も信用できない!殺すか殺されるか!みたいなのワクワクだった 過去と現在、日本と東南アジア各国を巡るし、話も難しめだけど、書き込みがかなりしっかりしているから読み進めていくにつれて段々と立体的になっていく感じがあった
  • 2025年7月3日
    未必のマクベス
  • 2025年7月1日
    きらきらひかる
    アル中で躁鬱っぽい妻「笑子」と、ホモの夫「睦月」と、夫の恋人「紺」による、(江國さん曰く)“ごく基本的な恋愛小説”。 (紺)「でも、僕は男が好きなわけじゃないよ。睦月が好きなんだ。」 (笑子)わたしは胸がざわざわした。それじゃあ私とおんなじだ。 紺くんがいいキャラで、笑子も紺くんを気に入って、2人で楽しそうにしてるのが、ほんとに気が合うんだな〜て感じで良かった。 睦月はちょっと振り回されすぎてて可哀想だった。あんまり悩まずに生きてくれたらいい。 睦月がevian水を好んで飲んでいて、「夢のように美味しい」とか「清潔な水」とか言うもんだから、コンビニでその水を買って飲みながら読んだ。夢のようである感じや清潔感、いろはすなど他の水との違いが、僕には全然分からなかった。
  • 2025年6月29日
    きらきらひかる
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