
はな
@hana-hitsuji05
2025年7月25日

遺骨と祈り
安田菜津紀
読み始めた
図書館で借りた
週末は久しぶりに映画を観ようと思い立ち、待ち時間までの間にこの本を読み進めている。
第1章 2018年2月パレスチナをカフェで読んでいたら、知らない男の子が『バァ!』と背後からビックリさせてきた。
私のことを『宮崎さん』だと思っている。
両親はオーダーしていて彼が私に話しかけているのに気づいていなかった。
大好きなキャラクターについて説明する一生懸命な目がとても嬉しくて、こちらはニコニコしすぎて目がなくなりそう。
この子がなんの疑いもなく信じてくれた大人として正しくありたいなと思った。
同時にパレスチナの子ども達のことを考える。
死んでしまった子、まだかろうじて生きている子、死にそうな子、色んな子ども達のことを考えた。
併読している『阿・吽』のセリフも思い出す。
関わりのある知っている子どもだけじゃなく、すべての子どもが救われてほしいと心から思う。
紅茶を飲むことさえ罪悪感が伴う中で、自分に今、出来ることは声の届きにくい方、小さな声、塞がれる声を聞き知ることな気がする。
すみませーん!
こっちにおいで!邪魔しないのよと呼ばれてパッと彼が駆けていくがこちらに再び戻ってくる。
人を殺める判断をするひとも、パレスチナ人は人間じゃないという人も、かつてはみんな子どもだったんよな、など思う。
観てきた映画は『国宝』だったんだけどもう、もう…。








