
mal
@K__mal
2025年7月25日

ロリータ
ウラジーミル・ナボコフ
読み終わった
また読みたい
感想
ついに読み終わり!夏のひと旅を終えた気分。
直前に読んだのが『ババヤガの夜』だったこともあってか、なかなかに気持ち悪さも目立った。読んでる最中、女性専用車に乗り込むおじさんvs女性専用車のど真ん中で『ロリータ』を読む私の睨み合いという構図を披露した場面があったんだけど、だいぶひどいものがあったと思う。
訳のおかげか非常に読みやすかったし、全編に張り巡らされた伏線や言葉選び、謎解きのようなものなど、これだけ詰め込まれているのは本当に心惹かれてしまいますね。ドイツ文学やドイツの哲学者も取り扱われているのが、そのあたりを専門にしていた者としては非常に興味深い。注目する箇所を変えて何度でも読みたくなる魔力があった。




mal
@K__mal
あと、新潮文庫のプレミアムカバーのとってもキュートなピンク、読み終わったときにはなかなかグロテスクに感じられましたね。何をイメージしてこのカラーにしたのか気になる。少女性や甘さのイメージか、ニンフェットの頬や唇にさす血色か、それとも…。