
読書記録
@records
2025年7月26日

読んでる
まだ読んでる
二章の途中まで読んだ。
「商品とはなにか」ということを考えるとき、そもそもなぜ値札を付ける必要があるのか?ということが問題になる
例えば社会全体が一つの共同体からなっている社会を想定してみた場合
・社会全体で分業を行なって、それぞれの生産者が生産物を交換し合う
・人々は人格的紐帯を前提として(共同体の意志を前提として)生産するため、人々の労働ははじめから意味があるものとして共同体から認められている
↓
共同体においては、生産物を交換するときに、値札をつけて値踏みする必要がない
資本主義社会においては、労働が私的におこなわれている
・私的労働は、それぞれの生産者が勝手に行う労働であるため、それが行われている時点では社会から必要なものと認められていない
・にもかかわらず、私的労働は社会的分業の一部を構成しなければならない(というジレンマがある)
↓
労働生産物を商品として交換することによってこのジレンマを解決している
ということらしい。資本主義社会では労働が私的に行われているけれども、人々が互いに無関係というわけではなく、他人の労働に依存して成り立っているから、こうなる(値札を付けて商品になる)らしい。

