gato "いつかたこぶねになる日" 2025年7月27日

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@wonderword
2025年7月27日
いつかたこぶねになる日
やっぱ小津さんのお母さん凄い人だなぁ。 『ロゴスと巻貝』でもお母さんは花ゆめを創刊号から読んでいるのが自慢で、中2のころ家に帰ったら川原泉の「架空の森」を読んだお母さんが大号泣していたというエピソードは強烈に印象に残ったけど、本書でも「わたしは国禁を犯してでも、あなたを外に送りだすから」という強すぎる言葉に思わず笑ってしまった。北海道の炭鉱の町に生きてきたお母さんの覚悟が小津さんを生き延びさせてきたのだなぁと感じずにいられないし、こういう人を生き延びさせてきたんだ少女漫画は、とも思わずにいられない。
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