
いっちー
@icchii317
2025年7月27日

ソーンダーズ先生の小説教室 ロシア文学に学ぶ書くこと、読むこと、生きること
ジョージ・ソーンダーズ,
柳田麻里,
秋草俊一郎
読んでる
借りてきた
一章
一章を読み進める。ものすごく丁寧に、チェーホフの短編小説「荷馬車で」を読んでいく。なるほど、短編小説は無駄なことが書かれていないから、このくらい詳細に読んでいっても丁寧すぎることはないということがわかる。
p65「小説は現実世界とはちがう。」という主張も、ここまでひとつひとつ見ていくと、納得する。小説は何を登場させるかを選ぶことができ、そのものの「意味」は、選んだものと、もの同士の関係性によって決まるということ。小説はその間を描くものなんだな。まさに“もの派”のアーティストとして知られる、李禹煥の作品を思い出した。限られた要素の組み合わせを通して、物語を生み出していく。
でも、私の読解力がないということがよく分かる(国語の点数はいつも冴えなかった)。小説のページを読んで思ったことと、次のページに書いてある描写の解説が全然違うことが多々ある…。こんなんでこのまま読み進めちゃって大丈夫だろうか。というか、いかに「読めて」いないかが分かる。
