
kasa
@tool
2025年7月28日

わたしのいるところ (新潮クレスト・ブックス)
ジュンパ・ラヒリ,
中嶋浩郎
かつて読んだ
1人の名前も出てこない小説。
でも彼女のいる場所や時間を読んでいるうちに、家族や周りの人々、街が頭の中に全部イメージされて心がクッとなる。
訳者あとがきに、名前も「押しつけられたもの」であり、ラヒリは自分で選んだイタリア語で書くときはそれも取り去ることにした。とあった。
小説なんだけど、著者の想いとか考えがなんとなく透けて、主人公に重ねられるような。
自分のなかでと美術館で彼の家でがお気に入り。


