
yo_yohei
@yo_yohei
2025年7月28日

アトウッド『侍女の物語』『誓願』6月
鴻巣友季子
読み終わった
この本を読みながら、国の最高法規である憲法というものについて考えていました。
この小説で描かれているディストピア国家は聖書を憲法のように扱っています。しかし、このディストピア国の聖書は、(1)国民に公開されておらず、(2)恣意的な解釈に基づいて統治を行っており、その点で日本国や他の国の憲法とは異なります。
当たり前のことだけど、憲法は、(1)誰でも読むことができ、(2)どのように解釈されているのか明らかにされていることが全体主義に抗うために必要なことなのだと思いました。
そして、最後に書かれていたクレア・キーガンの『ほんのささやかなこと』をとても読みたくなりました。



