アトウッド『侍女の物語』『誓願』6月

33件の記録
- yo_yohei@yo_yohei2025年7月28日読み終わったこの本を読みながら、国の最高法規である憲法というものについて考えていました。 この小説で描かれているディストピア国家は聖書を憲法のように扱っています。しかし、このディストピア国の聖書は、(1)国民に公開されておらず、(2)恣意的な解釈に基づいて統治を行っており、その点で日本国や他の国の憲法とは異なります。 当たり前のことだけど、憲法は、(1)誰でも読むことができ、(2)どのように解釈されているのか明らかにされていることが全体主義に抗うために必要なことなのだと思いました。 そして、最後に書かれていたクレア・キーガンの『ほんのささやかなこと』をとても読みたくなりました。
- 🌾@kanaho_32025年7月19日買った読んでる読み終わったまた、ディストピアに陥らないためにはどうすればいいのかも、両作品には書いてあります。それはリテラシーを持つことであり、情報を共有することであり、他者の声に耳を澄ますことであり、そのうえで自分の意思決定をすることでもある。逆に言うと、これらがさり気なく制限され始めたら危ないのです。そして最終的には、人間一人ひとりが持つ思考の力と、それを表現する言葉の力が拠り所になる。それこそが袋小路のような状況を打開する鍵になるというメッセージを、私たち読者は受け取ることができると思います。 本文より 鴻巣友季子 _____ 読了。こんなにも、こんなにも今。 読んで良かったな、侍女の物語に出会えて良かった 鴻巣さんが丁寧に翻訳、解説してくださって良かった こんなにも安易に、安直に、私たち女性はすべてを剥奪される危険と隣り合わせで、黙っていちゃいけないし、関心を持ち続けなければいけない。 7/19 ___ 選挙が、明るい色をして人を人と思えない人達と、それを平気な顔で支持する人たちが、こわい、こわくてしかたがない。最近は毎日こわくて、調べ物をしたりして、眠れなくて、もうすぐ結果が出てしまう。お願い、今のままがいいとは思ってはいないけれど、その道は地獄に続いていると気付いて 7/18
- 為田裕行@tamehiro2025年7月15日ブログに書いたNHK「100分de名著」の2025年6月は、アトウッド『侍女の物語』『誓願』でした。めちゃくちゃおもしろかったです。テレビがおもしろかったのでテキストも買いました。「ディストピア三原則」とか、いろいろ考えさせられました。
- 句読点@books_qutoten2025年7月5日読み終わったトランプ政権や参政党のことを重ね合わせながら読んだ。ユートピアとディストピアは対極なのでなく、むしろかなり近いものだという指摘になるほどと思った。独裁国家も、最初は甘い言葉、美辞麗句で飾り立てて、気づいたら手遅れ、という手口をいつも使う。リテラシーが欺瞞を見抜く。本を読もうと思った。
- ふかふかページふかふか@Mt_b_page2025年6月19日買った「100分de名著」の第2回、第3回の放送がとても良くて……(第1回は見逃した。とてもくやしい)。 ディストピアを、空想、と軽く考えられない現代が少し怖い。
- ナンシー鈴木@nancy_suzuki2025年6月18日買った読んでる@ 伊野尾書店あまりにも仕事が暇だったので、中井探索や御書印集めも兼ねて、以前から行きたかった伊野尾書店へ。 良い!!! 「街の本屋」のひとつの理想型では。 昭和の時代には、こういった書店が街に一つ二つあったものよ。。。 もとい、何気なく見始めたNHK「100分de名著『侍女の物語』『誓願』」が良すぎて、勢いでテキストまで買う💪 ここ最近感じていたこの国のディストピア化が、推し活界隈で目にした「反知性」「権力への迎合」等を内包するものであることがフェミニズム的観点やシェイクスピア的技巧によって論理的に説明されていて、整理しきれていなかった諸々がストンと腑に落ちていく感触がある。
- あるる@aru_booklog2025年5月30日買った高校生のときに学校の図書館で借りて読んだはず。この本を勧めてくださったのは漢文の先生だった。SFが好きな先生で、他にもたくさんの名作を教えていただいた。
- 空色栞@reads_2025032025年5月23日買った読み終わった6月の「100分de名著」のテキスト。 「侍女の物語」はかなり前に読んで忘れていたり、Huluのドラマと混ざっているので読み直そう。
- ワタナベサトシ@mizio_s2025年4月1日気になる買った読み終わったなぜユートピアはディストピア化するのか……! “『侍女の物語』の刊行当時はディストピアではなくダークファンタジーとして受け取られた”とある。当時オンタイムで同書を読んだわけではないけれど、そのころの雰囲気は覚えている。けっして現実に起こりうることとして読んでいるわけではなくて、空想の・架空の・荒唐無稽な物語としてしか読めなかったはず。今でいう思考実験。 トランプ大統領が再選されたいま、この2冊の意味あいがずいぶん変わってしまい、生々しいリアリティをもって受け取られてしまう(≒もはや単なるエンターテイメント作品として無邪気に楽しんでいられない)のは悲しい。あのころの感覚には戻れない。もうどうしようもない。 100分de名著で2冊まとめて取りあげてもらえたので、過去に読んだ『侍女〜』も再読。時間を空けず2作続けて読むことで見えかたが濃くなった。