
結
@yi_books
2025年7月28日

死んだ山田と教室
金子玲介
読み終わった
あーーーーー!よかった!最後ちょっぴり泣いちゃった。なんか上手く言えないけど、やるせなくて。
友情って、双方向に向いてるようで実はほとんどが一方通行だったりする。それが寂しくて苦しい。もうこれ以上傷付きたくないからと思うのに、どうしても人といることを望んでしまったりする。手放す勇気は、いつまで経っても、ずっと、出ない。
私にとってコロナ禍は、友達に篩がかかる期間だった。
ちょうど社会人になりたてだったタイミングで"人と会えない"状況に放り込まれた私たちは、人と繋がりたいと思うと同時に、自ら積極的に繋がりを保ちたい人、と、そうでない人、を無意識に分類していたように今振り返ると感じてしまう。
なんだか終盤を読みながら、ふとそんなことを思い出して、今はもう、ただ惰性でSNSで繋がっているだけの、"友達"と呼ぶことすら憚られるような、でも当時は歴とした友人だった、彼ら彼女らの顔が走馬灯のように頭の中を流れていった。なんとも言えない、苦い味がした。










