
rina
@r_1_n
2025年7月28日

アイヌもやもや
北原モコットゥナシ,
田房永子
読み終わった
『クマにあったらどうするか』を読んで、そういえばアイヌについて何も知らないと思って手に取った本。何も知らないと思った時点で私は圧倒的にマジョリティ側の人間で、今の今まで知ろうともしなかったことで差別に加担した瞬間があったんだと思うといたたまれない気持ちになる。
アイヌが感じるもやもやについてとても分かりやすく書いてあるが故に、読めば読むほど自分の無知を思い知らされて苦しくなってくる。
『クマに〜』を読んだ時は、身近に熊が出たこともあって熊に関する情報の方に意識が向いていたけれど、この本を読み終えた今思い返してみると、熊撃ちのエピソード以外の細かな部分の違和感が浮かび上がってきては点と点が繋がるように腑に落ちていく。
アイヌに限らず、知らないことが多すぎて怖くなるけれど地道に一つずつ拾っていくしかない。自分のちっぽけな頭が少しでも使い物になるように。









