アイヌもやもや

18件の記録
- はるにれ@Elms11302025年5月13日読み終わった読書メモ図書館本まず、副題がいい。 見えない化されている「わたしたち」と、そこにふれてはいけない気がしてしまう「わたしたち」の。 アイヌのルーツを持つ2人(東京に住んでいる高校生と北海道の自治体で働いていて家族もいる社会人)を漫画パートの登場人物の中心に据えて、今を生きる彼らの姿を描くことで、アイヌのルーツを持つ人にも持たない人にも、手に取りやすく、心に響く本になっているのではないか。ルーツを持たないマジョリティの理解の助けになるだけではなく、ルーツを持つマイノリティの気持ちの支えになるように考えられている。両方の立場の人を「わたしたち」にするために。 漫画もあって、そんなに分厚い本ではないけれど、「アイヌである」というアイデンティティの問題、マジョリティの無自覚な優位性、マジョリティがすべきこととその際の注意点、他のマイノリティグループとの関わりなどについても、しっかりと解説されていて、初心者としては助かった。
- buntan@buntanbooks2025年5月6日身も心も日常の中も変わらないことなのに、アイヌの血を引くだけで差別もしくは区別、壁または無関心という名の関心という違和感。アイヌという少数民族だけでなくジェンダーを、考えるすべての人にオススメしたい入門編
- 萌生@moet-17152025年3月15日読みたい頭では、日本は単一民族だと思っていなくても、アイヌや琉球の方がどれだけいるのか、会ったことがあるのかも分かっていなくて。マジョリティ側にいる自分というものを自覚していく必要があるなと、概要を読んで思った。
- hina@hina13f2025年3月7日読み終わったアイヌ専門的な話がとてもわかりやすく書かれている。 アイヌに限らず、「差別」や社会的な不正義について知ることのできる本。 差別的な言動は、誰でも起こし得る。 それは人格の問題ではなく知識の問題。 自分が理解できないのであれば「なぜ自分には理解できないのか」と内省する姿勢が求められる。