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@teihakutou
2025年7月29日

断片的なものの社会学
岸政彦
読み終わった
再読中
久しぶりに再読。
ゼミの先生から、夏休みに読んでみては、とおすすめされた本のリストに入っていて知ったのが2018年。ちゃんとその夏に読んだのかは忘れてしまったけど、2019年のわたしが書いたはずのコメントは残っていた(『ジェンダー・トラブル』とか『モロッコ流謫』などと、当時読んでいた本と繋がるような箇所にメモしてある)。
そこからコロナ禍があり、わたしは働くようになり、社会全体としても個人としても、この本が立つ地点からますます離れてしまっている感じがする。他者と距離を取ってばかり。身近な人に対してでさえそうなのだから、遠くの人とはさらに隔たる。少しでも秩序を乱す人がいるとがっかりする。失敗に寛容でいたいのにあまり悠長なことも言っていられない。時間がない、余裕がない。
電車で席を譲ろうとしたら「いいよいいよ」と気の良さそうなおじさんが言って笑った、あの時のような顔をもっと見られたら。
ヤン・ヨンヒ監督の映画『かぞくのくに』は8月にポレポレ東中野で観られるので、観に行こうと思う。








