
阿久津隆
@akttkc
2025年6月30日

ダロウェイ夫人
ヴァージニア・ウルフ,
丹治愛
見かけた
@ 外濠書店
外濠書店に入ってうろうろし、『読書の日記』もあった。『ダロウェイ夫人』が集英社のやつも光文社のやつもあり、光文社のを開いてみると始まりが「クラリッサは」でびっくりした。あるいは「とクラリッサは言った」だったかも。とにかく集英社のは「ダロウェイ夫人は」で始まる。これはすごい違いでなんせ小説の一文めだ、きっと象徴的な一文というか『重力の虹』の一文めが多くの人に記憶されているのと同じようにきっと多くの人に記憶されている一文だろう。その訳が固有名詞レベルで違うというのは驚きだ。光文社のやつのほうがきっと後の訳だろうから原文はクラリッサ的な感じなんだろうか。後の訳がいきなり原文を曲げるのはかなり蛮勇という気がするのできっとそうだろう、いつか確認してみようと思い、近くに『ボヴァリー夫人』があったので夫人たちを3冊を並べた。