ダロウェイ夫人

15件の記録
- 阿久津隆@akttkc2025年6月22日買った@ ブックファースト 新宿店先日フォローのタイムラインが『ダロウェイ夫人』『ダロウェイ夫人』『ダロウェイ夫人』と3連続『ダロウェイ夫人』になっていてそれ見た瞬間にむくむくと読みたくなり。
- たま子@tama_co_co2025年6月15日読み終わった今この瞬間、人々、動物、植物、建物、地面や空気までもが同じ「時」を共有しているという感覚。瞬間を憎み、瞬間を愛する。目の前にあるこれ、ここ、いまへの手触り…から何十年も前の記憶の眩さまで。そのすべてのなかに愛するものがある。ひとつひとつは取るに足らないその現象が起こす余波をすべて合わせると、深いところにあるなにものかに触れる。ああよかったな……これから先何度も読み返す本になる気がする。
- たま子@tama_co_co2025年6月13日読んでる@ 烏丸駅定期健康診断の順番を待ちながら読む。名字が変わってからというもの、未だにいちいち反応が遅れる。帰りながらも読む。 ひとりぼっちってとても身近なものだけど、ウルフはそれを表現するのに大きく深く鋭く抜けるような孤独にしてしまえる。大気をこすり夜空へ達したあと闇が注ぎ、山腹の輪郭は薄れ色彩はうばわれ、しかし暁とともにふたたび輪郭はもたらされるというような。
- たま子@tama_co_co2025年5月28日読んでる近くから遠く、そして深く時間を浮遊していくシーンの数々。車が走り抜け、微風が木々の間を吹き抜けたかと思えば、頭上をゆく飛行機を目で追う誰かになり、同じ瞬間、窓を見渡し考えごとをし、気づけば豊かな声が脊椎をこすり大脳まで音の波動が伝わる瞬間に立ち会う……という、わたしは誰でもないけど誰でもあるような、視点が上に下に横に奥にあらゆるところへなめらかにすべるように移ってゆく。この、時を駆けるふしぎな浮遊感、これこれ、これが読みたかった!となっている。
- たま子@tama_co_co2025年5月27日読み始めた『灯台へ』があまりによかったので、先週本屋でヴァージニア・ウルフを何冊も手に入れておいた。たぶん今夜はすこししか読めないけど、明日まで待ちきれないので読みはじめる。さあさあ、わくわく、さあさあ。
- 匙@sajisann2025年3月31日読み終わった「灯台へ」よりも視点の跳び方が強くて、その度集中に一区切りついてしまって読むのに時間はかかったけど、素晴らしい文章が多かった。良かった。 最後、今までの描写が重なって何ともなく泣けてしまった。透明なものを守ろうとして死へ向かおうとする心と、年を重ねて帰り道のわからなくなった人生を同時に肯定していく一瞬の主人公の世界全ての情感が胸を締めつける。捧げ物の為の捧げ物。帽子のくだり読み返してまた泣いた。鐘の音。鉛の輪が溶けていく…。 “その瞬間、わたしは見る、光を、クロッカスの花のなかで燃える一本のマッチの炎を、ほとんどおもてにあらわれかけている内部の意味を。”
- butter cup🌿@lo3o-v-peony2025年3月21日かつて読んだ2024年ベストの内の一冊。 昨年はヴァージニアウルフにハマって読みまくった。 人間の感情の流れが鮮やかで、ロンドンに行きたくなったなぁ… そして戦争の無常さが辛かった。