
oto
@sakana__books
2025年7月25日

国宝 上 青春篇
吉田修一
読み終わった
軽快な語り口は落語や講談を聞いているようで、グッと引き込まれた。
まだ幼い喜久雄と俊介が踊る「二人道成寺」さぞかし美しいんだろうな…(歌舞伎の舞台を見たことがないのでぼんやりとしか想像できないのが悔やまれる)
喜久雄の報われなさに絶望しながら読み進んだ「青春編」
『国宝』は数年前に知人からお薦めしてもらっていたけど、歌舞伎かあ…となかなか手が伸びなかった作品。
でも実際に読んでみたら歌舞伎を知らなくても楽しめる(知っていたらなお面白いと思うけど)し、これを機に日本の伝統芸能に触れてみたくなった。



