kasu. "おいしいごはんが食べられます..." 2025年7月31日

kasu.
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@11uyksm
2025年7月31日
おいしいごはんが食べられますように
心をざわつかせる、仕事+食べ物+恋愛小説とのことで気になって即図書館で借りてきた。 職場でそこそこ上手くやっている二谷 みんなが守りたくなる存在で料理上手な芦川 仕事が出来て頑張り屋の押尾 そんな3人と職場とプライベートのお話。 初っ端上司の藤さんがキモすぎる。普通にセクハラ。それをどうとも思っていないのか、セクハラ上司にも媚びるような芦川に8ページ目でイラッ☆(P.6、P.8) 昔の人の『家を継ぐのは長男』って考えはもう古いのに、アップデート出来ない老人からのありがた迷惑な教え。 長男だから大事にしなくちゃいけない、妹よりもお菓子や食事を多く与えられる、誰かが喜んでくれるから結婚する… 自分の気持ちより相手の気持ちを考えて行動してしまう二谷だから、弱い子ぶりっ子な芦川に声を掛けたんだろうな(P.22) P.54〜二谷にイラッ☆ だんだんこの物語にはマトモな人間が出てこないのか??とすら思えてくる。 この辺りから二谷に対しての不満が多くなってくる(P.54、P.69) 芦川弟登場で「おや?」となる。 犬ってちゃんと人間を見てるんだね…わんちゃんは賢いわぁと関心。(P.80) みんな残業してるのに一人早く帰してもらう優遇。それを良しとしてる職場。なんでもっと批判の声が上がらないの??と不満になる。 おまけに頭痛がしたから帰る、家帰ったら治ったからお菓子作りましたはちょっといかがなものか… お詫びとはいえ、毎回その手口で早く帰る→お菓子作る→職場で振る舞うをするくらいなら皆と残業せぇ…と思ってしまう…(P.98) 急に不穏になる二谷。けどスカッともする。(P.112) 自炊をするって本当に労力と時間を使うからなるべく時短したい気持ちがよく分かる。(P.123) 飲食店に手作りのホールケーキとか持ち込んでいいの?非常識じゃない?と思ってしまった。きっと弱くて守られて当然の存在に周りの人たちも感覚が狂ってるんだろうな…子供を大目に見るのと似たような感じかもしれないけど、相手は立派な大人だぞと。心地よくさせてる周りも罪。 結局、まともなのは押尾さんだけ…? 展開が面白くて一気読み。読みやすくて妙にリアルな人間模様を楽しめた1冊でした。
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