
はぐらうり
@hagurauri-books
2025年7月31日

いい子のあくび
高瀬隼子
読み終わった
芥川賞受賞後第1作。第74回芸術選奨・文部科学大臣新人賞文学部門受賞とのこと。
こういうナイーブな感情は女流作家に得意な人がいるが、男性にあまりいない。そういう意味では小池水音さん、大前粟生さんあたりに第一人者になっていただきたい。男性もあるんだよ、とわかってほしい。
表題作の中編と、2つの短編。「末永い幸せ」がぐっときた。人の結婚式で感じたことはなかったけれど、しきたり的に行われるセレモニーに違和感はあって、自分のときはすべて辞めさせてもらった。ファーストバイトとか、親への手紙とか。同じ感覚の妻であって良かった。
感じ方は人それぞれ。批判とか、排除とかではなく、理解し、対話すること。なんでそれができない。選挙のあとはいつもつらい。



