
doji
@doji_asgp
2025年7月31日

ラインズ
ティム・インゴルド,
工藤晋
読み終わった
解説でインゴルドがギブソンを批判的に検討していた、というルーツが記されていて、なぜここまでこの本がデザインの世界に示唆を与え続けているのか、その理由がわかる気がした。人間の行為と物質、文化、テクノロジーとのかかわり合いの様相とその歴史を、「線」という視点からやわらかい思考とともにひとつのものがたりのように紐解いといていく。あまりに射程が広いにも関わらず、受け取ることができるのは学問的な美しさというか、領域に問わられずにものごとを研究することのすばらしさ、学際性の豊かさの極みのようなもの。

