
極光
@aurora_2019
2025年7月31日

水中の哲学者たち
永井玲衣
読み終わった
「わたしたちは、お互いの話をわからないからこそ聞くことができる。わたしたちがお互いに似ていて、境遇を共有して、双子のようであったら、わたしたちは話すことができないだろう。」
他者はどうやっても他者であること、そしてその他者は「はてしない、おどろおどろしい、よくわからないもの」でもあること。だからこそ対話する。考えることができる。
哲学対話の可能性、哲学を勉強することへの希望を提示してくれた本だった。哲学に興味があるという人がいたら、どんな入門書より先にこの本を薦めたい。

