
haku
@itllme
2025年8月1日

海辺のカフカ(下巻)
村上春樹
読み終わった
田村カフカが歩いた数週間の高知での夏をわたしは誰と一緒に歩いていたのか読み終わった今わからない。
主人公は田村カフカだと思うのだけど、わたしはホシノ青年や大島さんが印象に残っている。
佐伯さんと図書館を見守ってきた大島さんとナカタさんと使命を共にすることになったホシノさん。
2人の言葉はカフカとナカタが私であるとするならば振り返りたくなるようなものばかりだった。
ナカタサンの途中の旅に出てくる登場人物との会話も楽しかった。運転手のハギタサンとか。今度パーキングエリアに止まることがあったら食堂に行きたい。
読み終わった今、わたしはあの山小屋に、高知に、いや、図書館に、あの海に行ってみたい。
「大公トリオ」を聞きたいし、「海辺のカフカ」の歌詞を読みなおしたい。
表紙の絵も読み終わった今は、懐かしい記憶のように思えるのです。
"すべては想像力の問題なのだ。僕らの責任は想像力の中から始まる" 大島さん
8月の初日にこの本に触れられてわたしは少し冒険チックなタフな夏を過ごせる気がします。






