はな "遺骨と祈り" 2025年8月2日

はな
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@hana-hitsuji05
2025年8月2日
遺骨と祈り
遺骨と祈り
安田菜津紀
もし自分が死んだらそれで終わりで、残された骨に意思はないし、意味なんて持たせなくていいと思っていた。 でも自分がもしその死者なら家族に『見つけた!』と言ってもらえたらどんな気持ちか。 そして自分のことを忘れていってもらうためにも、早く見つけてくれたらと思うのかもしれない。 大切な人が自分のことを哀しみ続けるのがつらいかもしれない。 『自分がやってることって、すぐ効果が出ることではないんです。でも今、起きていることですよね。だからずっとモヤモヤしてるんですよ』 私もよくこのことを考える。 出来ることを考えて探してやってみるけど、結局何も出来てない気がしてしんどくなる気持ち、多分同質のものと思う。 『中立とは何か。多数派と少数派の中間に立って、強いものと弱いものの中間に立って、何が中立か』という言葉がすごく胸に響く。 考えうる限りのそれ以上の酷いことを一方的にされたとして、それを自分ならいつか許せるものなのかな。 歩み寄らないと前に進めないとか、いつか許し合ってとか聞くと、すごくモヤモヤする。きれいごとに聞こえて100%でその通りだねとまだ頷けない。 その思いを抱えたまま死ぬまで生きることしか出来んくない?? 知れば知るほど世界で起きていることが繋がっていてしんどい。でも知らないといけない気がする。
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