
ちょこれーと*
@5_ogd
2025年8月2日

オズの魔法使い
ライマン・フランク・ボーム,
河野万里子
読んでる
『「血と肉でできてるってのは、けっこう不便なんだな」かかしはまるで考えこむように言った。「寝なくちゃならない、食べなくちゃならない、飲まなくちゃならない。それでもあんたには脳がある。きちんと考えられるってのは、そういうめんどうと引きかえでも価値のあることなんだ」』
生きていくのには睡眠とか食事とかが必要不可欠。当たり前だと思って日常では見過ごしてしまいがちなこと。
また、考えられることは価値のあること。現代の思考停止した人間は「きちんと」考えられているだろうか?と思った。
『「ぼくは心です」ブリキのきこりが言った。「脳みそは人をしあわせにするわけではないから。そしてしあわせこそ、この世で最高のものですよ」ドロシーは、ふたりのどちらが正しいのかよくわからなくて、なにも言わなかった。』
様々なものを見聞きしたり考えることはできても、心がなくては感動することはできない。幸せは何かは一概には言えないけれど、心震わす物事に感動できないのはとても寂しいと思う。

