オズの魔法使い

8件の記録
- 福藻@fuku-fuku2025年5月15日読み終わった児童文学というものをまったく読まないまま大人になった。だからこそ今、小さな私に読んであげるような気持ちで読んでいる。小さな私は物語の世界に新鮮に驚き、喜び、自分でも気づかなかった本当の気持ちに気づいて泣く。児童文学を読むことは、今の私にとって何よりのセルフケアになっている。 小さな私には物語が必要だった。今いる世界が全てではないと知ることが絶対に必要だったのだ。読むことをとおして、居場所がなかった小さな私に、ここにいてもいい、そのままでいいと伝えたい。私自身が私にとっての居場所になりたい。 初めて読む『オズの魔法使い』も、小さな私と一緒に楽しんだ。ひとの善意に触れるたび、その一つひとつに心から感動するドロシーが愛しい。受け取った善意を勇気に変えていく姿も愛しい。私はと言えば、差し伸べられた手を何度跳ね除けてきたことか。真っ直ぐなドロシーに憧れる。他の訳でも読んでみたい。
- 佐倉侑@skryuh_2025年3月17日読んだ映画『ウィキッド』を観て、『オズの魔法使い』は子どもの頃に絵本で読んだだけで、内容はうろ覚えでしたので、改めて読んでみました。 かかしが望む「賢い頭脳」やキコリが望む「優しい心」、ライオンが望む「恐れ知らずの勇気」、それぞれ自分に欠けていると思っている。けれど、それは元々持っているもので、誰かのため、共に旅する仲間のために幾度も発揮されてきたもの。 決して自惚れることなく、理想の自分になるために、数々の試練を越えていく物語。 やさしい気持ちになれる物語でした。