
yt
@yt
2025年8月2日

ほくほくおいも党
上村裕香
読み終わった
やられた。
予備知識なしで読めてよかった。
前作「救われてんじゃねえよ」と同じく、思ってた「ほくほくおいも党」では、またしてもなかった。
見てよこの表紙とタイトル!
甘党女子の日常系「ふつうの帰宅部」の話かと思うじゃん。
すべての子どもが親をまなざして生きており、今の時代感がなくては描けない、とだけの感想にして、あとは読んでください。
「あのひとは、家族に関心なんてない」(p122)
「この家には絶望的に会話が足りていなくて、でもだれもがその足りなさをどうにもできずにいた」(p208)
「おいも」にすら必然性があって痺れた。
歌野晶午のあのミステリは、思い出さざるを得ない。









