
pamo
@pamo
2025年8月2日

デッドエンドの思い出
よしもとばなな
読み終わった
感想
図書館本
中学生のとき、はじめて吉本ばななと出会った本。
人生のどん底のような悲しみを経験した人々の、再生の物語の短編集。
内容はすっかり忘れていたけど、でもこの本に敷き詰められた切なさと悲しさと孤独、そして幸福感が、私の土台にしっかり組み込まれていることを再確認した。
ついでに20年前には、「救い」といえばラブストーリーだったという固定観念にも改めて年月を経て気付かされる。私はこの頃の価値観をしっかり内面化しているので恋愛に救いを求めるけど、もっと他の生き方がある現代では読者も限られるかもしれない。


