
むぐらばな
@mugurabana-25
2025年8月3日

英国貴族、領地を野生に戻す
イザベラ・トゥリー,
三木直子
読み終わった
@ ホテル
読了。
悲しいかな。「尊いものである自然は人間により破壊され、いきものたちも、本来のものではない生き方を強いられている(人間が観察し得る外にある)」と認識できており、「閉鎖された森」だけが本来の「自然」の環境ではないと考えられている著者が、
ことに終章において、「自然は人間のために存在するわけでは【ない】」という観点を見落としていることだ。人間は自然に「一緒にいること(在ること)「も」できる」存在にすぎないのに。
あとは、野生化にあたり、植物たちと相関しあって環境を整えていく動物たちが「限られている」のが(おそらく「いまは」そうなのだろうが)非常に腹立たしかった。自分たちがいじくりまわし、ケージに閉じ込め、【本能が求める行動ができず】イライラしているのを屠殺場送りにする、鶏や豚や牛は、早々にメンバーから外されていた。
もう少し考えたい。



むぐらばな
@mugurabana-25
ツアーを組むとしても、(一時的な費用はどうしてもかかるだろうし捻出方法わからないので無責任な言い様になるが)ただ、「いまここにある」風景ではなく、その風景に「なるまでに」動植物たちが起こしたことなどを、映像含めて小さな建物なりウェブサイトなりにまとめられていたらいいのになと思うんだよな。