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@kyri
2025年8月3日

フィールダー
古谷田奈月
読み終わった
@ 自宅
すーーーごいおもしろかった のんびり読もうと思ってたけど気がついたら読み切っていた
誰かやなにかを「かわいい」と思うことに、あっちはよくてこっちはだめというの、確かに言われてみればそうなのだった わたしは猫飼ってはないけど猫のことはかわいいと思ってるしいつか飼いたいかもと思ってた、そういうわたしがこの小説読むとすごく居心地悪い
でも「かわいい」と思うことのほかにもあっちはよくてこっちはだめというのが往々にしてあって、そこに意識を向けると生きにくいから普段は見ないようにしていて、でもいざその矛盾を突きつけられるとすーごいしんどい
自分は矛盾のなかに生きてる、それは認める、できることは自分の中で筋を通すこと 善悪の判断を自分の外側に委ねないこと
フィールダーってなんぞ?と思ってたけどそういうことだった 当事者じゃないコンプレックスというのはたしかにあるよね
『無限の玄/風下の朱』がすごく好きだったけどこういう小説も書くひとなんだな
(それはそれとしてブックカバー超かわいくないですか?)




