
もみぃ
@momie_666
2025年8月4日

ありか
瀬尾まいこ
読み終わった
過去の体験を引きずって未来への焦りを抱えたまま、今を生きているような主人公、美空さん。
娘のひかりちゃんは、ただ純粋にママが居るだけで嬉しいし、ママは世界一優しくて可愛くて、ママのふりかけご飯はとても美味しいと褒めちぎる。
いま、ここに居る人たちの優しさに気づき始めた美空さんの丸くなった背筋がどんどん伸びて、自由に強く優しくなっていくように感じた。
美空さんのお母さんも、強くて優しかったのかもしれない。余裕の無さがそれを全部奪ったのかもしれない。お母さんも、今の幸せに気づけたらいいのに、と願ってしまう。
妹の子ども(つまり、私の姪)が5歳の頃、ママスキーだったのを思い出す。ひかりちゃんの言葉が姪の姿と重なる。私も目の前の幸せを見よう、感じよう、味わおう。良い本に出会えて、幸せ。





