おさんぽ "始まりの木" 2025年8月4日

始まりの木
始まりの木
夏川草介
偏屈民俗学者と弟子のやりとりがとても面白く、日頃馴染みのない民俗学をテーマにした小説もスルスルと読むことができた。 主人公たちがフィールドワークをする旅を通して、俗物的な世の中だからこそ、目に見えないものに意識を向け、心を育んでいくことの大切さを教えてもらった。この姿勢が他者や世界への感謝の心をもたらし、対立を癒していくのかもしれない。
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