
ハム
@unia
2025年8月4日

読み終わった
今の若い人たちは〜みたいな言説って自分も言ってしまうけど同じ時代を生きているようで見えているものがまるで違うのだからアプローチだって違って当然なことを忘れがち。
歴史の脈拍を追うことは難しい。
鷲田さんクラスの人でもそうなのだから。
歴史を振り返ればそのムーブはおかしいとか、その流れは必然なのになぜ気付かなかったのかとか言えるけど、リアルタイムでそれらを把握することの難しさを人はスルーしてしまう。
昨今の流れは「大きな否定」ではなく「小さな肯定」の積み重ねと鷲田さんは言う。
世代論ではないが、上の世代の「大きな否定」とは違う「小さな肯定」というムーブを認識しづらい上の世代の人にとっては、若い人のやっていることが奇怪に見えて仕方がないんだろうと思う。
「多様性」という言葉はアパルトヘイトの言い換えにすぎないのではないか。
強い言葉だけど、いわゆる知識人の本には等しくこの言説が飛び交う気がする。
安易な「多様性」ほど恐ろしいものはない。




