
田中
@Imada_desu
2025年8月4日

リボルバー
原田マハ
読み終わった
ゴッホとゴーギャン、彼らの人生ではたった少しのアルルで共に過ごしてきた時間、芸術家として苦悩してきたライバル的関係、嫉妬、羨望、尊敬といった感情をまるで今感じられたようだった。
主人公がゴッホとゴーギャンに魅せられた研究者であり、今は決して知ることもできない人々の過去を、途轍もない熱量であらゆる資料などから想像する姿は探偵のよう。
原田マハさんの描く美術ミステリーは、史実を交えた創作だと分かっていても、もしこの、今では誰も知らぬ過去がそうであったら。と思わされずにはいられない。


